★総合格闘技を語ろう!★
6月28日に東京・日本武道館で開催される「K-1 WORLD MAX2007~世界一決定トーナメント開幕戦~」を2日後に控えた26日、出場選手による個別記者会見が都内のホテルで開かれた。
魔裟斗、ブアカーオ、サワーら常連が開幕戦に名を連ねる中、魔裟斗と並ぶMAX日本人エースの双璧・小比類巻貴之は前回のアンディ・オロゴン戦の敗戦が響いてスーパーファイトからの参戦。たとえこの試合を勝ったとしても9月決勝トーナメント出場は確約されない厳しい状況だが、どん底からの逆転出場を勝ち取るべく、小比類巻は「早くKOして勝ちたいです」と闘志を燃やしている。
2月日本代表決定トーナメント。小比類巻はK-1MAX2戦目のアンディ・オロゴンに屈辱的なダウンを喫しての判定負け。試合前の練習で左足首を骨折していたとはいえ、屈辱的な敗戦だった。
「かなり痛い負けでしたね。試合を見直してみると、出せた技がローとジャブだけ。戦い方としては、見ていられなかったですね。回復するまでの期間、しんどかったです」
それから4カ月半。ケガも完治し、小比類巻は失地回復へ静かに闘志を燃やしている。
「足はもう完治していますし、調子は問題ありません。本来の動きもできます」
ケガの回復後しっかりと動けるようにと、この中間はスパーリングを多めに消化。本人も練習の成果には手応えを感じており、あとは2月の敗戦で溜まったうっぷんを試合で爆発させるだけだ。
「次の一戦が大事だと、ずっと思っていました。早くKOして勝ちたいですね」
試合で失った信用は、試合で取り戻すしかない。小比類巻がどん底から完全復活をアピールするか。
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