★総合格闘技を語ろう!★
7月10日(火)都内ホテルにて、7月16日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催されるTBS主催『OLYMPIA HERO'S2007 ミドル級世界王者決定トーナメント開幕戦』の記者会見が行われ、追加対戦カードとして田村潔司(U-FILE CAMP)VS金泰泳(正道会館)のスーパーファイトが発表された。
会見にはFEG谷川貞治代表のみが出席、田村にも会見への出席を打診したが「それだけは勘弁してくれ」と拒否されたという。田村は今月28日にタレントの桜井悠美子さんとの挙式を控える身でもある。
「田村選手とは面識があって、PRIDEでも気になる選手だった」と谷川代表。「普段どおりの練習はやっているんですが、試合に向けての準備はしていなくて急なオファーだったため断られ続けましたが、“日本の総合格闘技界をいろんな意味で守らなければいけない”“日本の総合格闘技のマーケットを冷やしてはいけない”と言って口説いたところ、『分かりました。自分が役に立てるなら』と昨日の夕方に受けてくれました」と参戦への経緯を語る。
田村がHERO'S参戦にあたって強調していたのは「PRIDEがああいう結果になって、ミルコやノゲイラが新天地としてUFCで闘うスタンスをとっているが、自分はそういう気持ちではない。同じ理由でHERO'Sに移った訳ではない」ということだったという。そのため、谷川代表は「PRIDEが再開してオファーがあれば(田村は)出るだろうし、私もこれをきっかけにどんどんHERO'Sに参加してもらいたい」と、田村がPRIDEとHERO'Sを掛け持ちすることを認めた。
さらに谷川代表は「秋山選手の事件後、格闘技雑誌各誌に載っていたいろんな選手・関係者のインタビューを見て、田村選手が一番面白かった。秋山のボケ、とか(笑)」とし、「僕が一番田村選手にやって欲しい試合、引っ掛かった試合は秋山選手との試合。田村VS秋山を組みたいと思ったのが、HERO'S参戦のきっかけです」と語る。田村本人にもその話をしたところ、「印象的に田村選手も乗り気だったと思います。今回の一戦を機にそういうカードも組めれば面白い」と田村VS秋山実現への手応えを感じたようだ。