★総合格闘技を語ろう!★
7月24日(火)大阪・正道会館総本部にて、8月5日(日・現地時間)香港・Asia WORLD-Expo Arenaで開催される『K-1 WORLD GP 2007 IN HONG KONG』に出場する武蔵(正道会館)が公開練習を行った。
6月20日~7月20日の日程でロサンゼルス合宿を敢行した武蔵は、走り込み中心の練習によりスピードが格段にアップ。スパーリングでは巧みなディフェンスに加え、キレのあるハイキックを随所で披露した。
「自分に刺激を与えるために、初めての土地であるロサンゼルスで合宿を張りました。あと練習内容も、これまでとは少し変えてダッシュ系の走り込みを重点的にやってきました。練習拠点はコーチのフランク・ライルズに紹介してもらった『レジェンドジム』というジム。1カ月間のほとんどが宿とジムの往復だけだったので、一時は体重が93kgにまで落ちました。もう、このままMAXに出ようかなと思いましたね(笑)」
今年3月、初代ヘビー級王座を巡る戦いで、藤本祐介にまさかのKO負けを喫した武蔵。ここ最近は厳しい結果が続いているが、ロスでの集中トレーニングにより再び闘争本能に火が点いたという。
「藤本戦は精神的な部分で相手との温度差があって、自分自身に負けたような気がします。だから、もう一度、戦いたいという気持ちを燃やしたくて、あえて沈黙していたという部分もありますね。でも今は早く試合がしたい。早くリングで暴れたいです」
なお、谷川プロデューサーから叱咤されたことについては、「進退を懸けろと言われても、勝つつもりで試合するんで。負けることは考えてないですから」と一蹴。アジアGPトーナメント一回戦で当たるパク・ヨンス(韓国/T-ENTERTAINMENT)はテコンドーベースの選手となるが、「自分は空手家なんで原点に戻って蹴りまくります」と、足技でのKOを示唆してみせた。
また、同門対決の可能性について聞かれても「金先輩に胸を借りるという気はない。藤本を含め自分の方が強いと思っているんで」と表情ひとつ変えずにコメント。原点に立ち返った武蔵が、満を持して香港に足を踏み入れる。